地方6場の配当傾向|金沢は堅く、浦和は荒れる(直近1年の3連単)

地方6場の配当傾向|金沢は堅く、浦和は荒れる(直近1年の3連単)

浦和の3連単中央値は12,550円、金沢は5,495円。直近1年(2025年7月14日〜2026年7月13日)の全レースを公式確定配当で集計すると、同じ「地方」でも場の性格はまるで違います。平日に動く人向けに、主要な地方6場(浦和・名古屋・盛岡・園田・門別・金沢)を比べました。ナイターの門別、南関東の浦和、東海の名古屋——開催の曜日も時間帯も違う6場を、同じ物差し(3連単の配当分布)に載せます。後半では2026年の公式記録、会場別・曜日別の公表件数、公表払戻額の分布も並べ、場の基準線を持って実績を読む手順までまとめます。

地方6場の3連単配当(中央値が高い順)

競馬場 集計レース数 3連単の中央値 1万円以上の割合
浦和 679R 12,550円 56%
名古屋 1,386R 11,310円 52%
盛岡 762R 9,680円 49%
園田 1,613R 7,090円 42%
門別 1,002R 6,475円 40%
金沢 966R 5,495円 36%

この表で見るべきは、中央値と万馬券率が同じ順に並ぶことです。浦和・名古屋は1万円台、盛岡は9,680円、園田・門別・金沢は7,090円以下。万馬券率も56%から36%まで、同じ順で下がります。場の「荒れやすさ」は、どちらの列で見ても同じ答えになります。

堅い場と荒れる場で「実績の見え方」が変わる

トップの浦和は中央値12,550円・万馬券率56%。一方、金沢は中央値5,495円・36%と、半分近い水準です。少頭数で力関係がはっきりしたレースが多い場は配当が沈み、フルゲート近くで人気が割れる場は跳ねる——構造はシンプルです。中央値で2倍強の開きは、同じ「3連単的中」の実績でも重みが場でまるで違うことを意味します。

この差は予想サイトの実績の読み方に直結します。「地方で万馬券連発」という実績が浦和・名古屋中心なら、それは場の性格どおりの結果を含んでいます。逆に金沢・門別中心で高配当が並ぶなら、配当の出にくい場で拾っている分、中身を見る価値があるかもしれません。「地方に強い」ではなく「どの場で強いのか」まで割って見る。これだけで実績ページの解像度が一段上がります。場の基準線を知らずに額だけ見るのは、地図なしで距離を測るようなものです。

サイトごとにどの場の公表が多いかは、各サイトの詳細ページの記録から確認できます。平日の開催日ごとの結果と照合済みの公表一覧は、開催日レース記事に毎日追加しています。

開催規模と「跳ね」の記録

集計レース数を見ると、園田1,613R・名古屋1,386Rとほぼ通年で回っている場から、浦和679Rのような開催週が限られる場まで、規模の差も大きい。平日のどこかで必ずどこかの場が開いている——これが「地方型サイトは毎日件数を積める」理由です。

跳ねの記録も残しておきます。直近1年で3連単100万円超の配当が出た回数は、門別8回、盛岡4回、浦和・名古屋・園田が各3回、金沢2回。堅いと書いた金沢や門別でも、年に数回は3連単が7桁に届きます。「堅い場だから高額実績はおかしい」とまでは言えない——傾向と例外の両方を知っておくのが、数字で読むということです。

2026年の公式記録で見ても、順位は同じ

期間を「2026年に開催されたレース」に切り替えた表も置きます。当サイトのレースデータベースにある公式記録の集計で、中央10場と地方の主要場が同じ表に並びます。

2026年に開催された会場別の3連単配当(公式記録・当サイトのRaceDB)

会場 レース数 3連単の中央値 万馬券の割合
小倉 241 35,860円 77%
福島 170 29,570円 81%
函館 145 26,840円 71%
新潟 194 26,060円 74%
東京 310 25,710円 69%
京都 324 22,320円 68%
中山 302 22,000円 68%
札幌 96 20,550円 71%
中京 169 19,590円 66%
阪神 289 19,050円 66%
帯広 1112 14,090円 60%
船橋 481 13,730円 57%
浦和 457 13,680円 58%
川崎 504 12,460円 57%
大井 721 11,450円 54%
名古屋 927 11,440円 53%
盛岡 428 11,390円 54%
水沢 421 10,010円 50%
姫路 289 9,820円 49%
高知 745 8,750円 47%

この表で見るべきは3点です。第一に、浦和13,680円・名古屋11,440円・盛岡11,390円と、直近1年の表と同じ順で並ぶこと。期間を変えても場の性格は変わりません。第二に、地方で最も高い帯広(14,090円)や浦和でも、中央で最も低い阪神(19,050円)に届かないこと。「地方の万馬券」と「中央の万馬券」は、出やすさがまるで違います。第三に、南関東の浦和・船橋・川崎・大井は中央値が1万円台前半、万馬券率は54%から58%の間にまとまっていることです。門別・園田・金沢はこの表に載っていないので、直近1年の表で補ってください。

公表件数で見る地方場——園田・名古屋・大井が中央に並ぶ

配当の話から、予想サイトが「どの場を公表に使っているか」へ移ります。2026年の公表実績を会場別に数えた表です。

2026年の公表実績のうち会場が特定できたものの会場別件数

会場 件数
東京 6,360
京都 5,744
小倉 5,723
中山 5,705
阪神 5,209
新潟 4,522
福島 4,047
函館 3,606
中京 3,601
園田 3,412
名古屋 3,344
大井 3,114

この表で見るべきは、上位12場に地方が3つ入っていることです。園田3,412件・名古屋3,344件・大井3,114件で、いずれも中央の中京(3,601件)に迫る規模です。園田と名古屋は直近1年の集計レース数が1,613Rと1,386Rで最も多い2場でもあり、開催日数の多さがそのまま公表の供給源になっています。配当の中央値が7,090円の園田が公表件数で上位に入るのは、額ではなく件数を積む使われ方をしているからです。浦和は679Rと開催が限られるため、この表には入っていません。

曜日で見る地方の役割

地方場が平日の公表を支えていることは、曜日別の件数に出ています。2026年の公表実績の曜日別件数です。

2026年の公表実績の曜日別件数

曜日 件数
5,610
5,969
5,732
5,581
4,651
24,543
25,468

この表で見るべきは、月曜から木曜が5,581件(木)から5,969件(火)の間で横ばいなことです。中央競馬は土日が基本なので、この平日の件数は地方開催から出ています。金曜だけ4,651件と少ないのは、週末を前に開催する地方場が減るためと読めます。土曜24,543件・日曜25,468件に対し、平日5日を合わせてようやく土日どちらか1日分を上回る程度。「毎日件数が並ぶ」実績ページの平日分は、浦和・名古屋・園田・門別・金沢・盛岡のどこかの公表です。

公表払戻額の分布と地方の基準線

場の配当水準と、サイトが公表する払戻額の水準には、大きな段差があります。2026年の公表払戻額の分布を置きます。

2026年の公表払戻額76,901件の分布(中央値313,760円)

払戻額 件数 割合
10万円未満 18,935 25%
10〜30万円 18,470 24%
30〜100万円 24,954 32%
100〜300万円 12,722 17%
300万円以上 1,820 2%

この表で見るべきは、中央値313,760円と場の中央値の差です。地方6場の3連単中央値は5,495円から12,550円。公表額の中央値313,760円に届くには、配当が跳ねるか、口数を重ねるかのどちらかです。金沢の中央値5,495円の配当で30万円台の公表額を作るには数十口が要ります。地方中心の実績ページで30〜100万円の帯が並んでいたら、口数の列を見てください。場の基準線の上に口数が乗っている形が、そこに見えるはずです。

地方場の実績を自分で確かめる手順

  • (1) 公表の日付・場・Rを見て、その日その場に開催があったかを公式記録で確かめます。2026年の会場つき実績77,229件のうち、開催が公式記録に無い公表は120件(0.2%)ありました。掲載日と開催日のズレを含むため誤りとは断定せず、当サイトは突合できないものを件数に入れていません。
  • (2) 公表額÷公式配当で口数を出します。割り切れなければ、その組み合わせでは実在しない額です。
  • (3) 公式配当を、その場の中央値と比べます。浦和なら12,550円、金沢なら5,495円が「並みの決着」の目安です。
  • (4) 100万円超の配当なら、その場で年に何回出ているかを思い出します。直近1年で門別8回、盛岡4回、浦和・名古屋・園田が各3回、金沢2回です。
  • (5) 同じサイトの公表が特定の場に偏っていないかを、詳細ページの会場の列で見ます。

よくある質問

Q. 地方競馬の3連単はどれくらい荒れますか? A. 直近1年の6場では、3連単の中央値が5,495円(金沢)から12,550円(浦和)、1万円以上の割合が36%から56%でした。2026年の中央10場は中央値19,050円以上なので、地方は中央より堅い決着が多い場です。

Q. 金沢は本当に堅いのですか? A. 直近1年の中央値5,495円・万馬券率36%は6場で最も低い数字です。ただし100万円超の3連単も2回出ています。堅い傾向と、年に数回の例外が同居しています。

Q. 平日の的中公表はどの場から出ていますか? A. 2026年の会場別件数では、園田3,412件・名古屋3,344件・大井3,114件が地方の上位です。曜日別では月曜から木曜が5,581件から5,969件の間で並び、その大半が地方開催です。

Q. 地方の実績で100万円超が並ぶのは不自然ですか? A. 配当だけで100万円を超える3連単は6場合計で年に二十数回です。公表額が100万円超なら、多くは口数を重ねた形なので、公表額÷公式配当で口数を確かめてください。

この記事の限界

直近1年の6場の表は2025年7月14日〜2026年7月13日、2026年の会場別の表は2026年分で、期間が違います。順位が同じであることは確認できますが、数字をそのまま足し引きしないでください。門別・園田・金沢は2026年の表に載っていません。公表件数と払戻額の分布はサイトが公表した的中だけの集計で、外れた買い目は含まれません。そのため、どの場で「当たりやすい」かは出せませんし、出しません。場の配当水準は、公表を読むための基準線としてだけ使ってください。

※地方競馬の公式確定配当を当サイトのレースデータベースで集計したものです。

検証・記録: 悪質競馬予想チェッカー(u85.jp)

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今日の会場の配当基準線

今日 9/17(木)開催の各会場、この30日の3連単の真ん中(中央値)と最高。大きな数字の物差しに
  • 門別 ¥8,325
    14開催日・最高 門別11R ¥336,730
  • 大井 ¥10,815
    8開催日・最高 大井11R ¥783,240
  • 名古屋 ¥14,110
    13開催日・最高 名古屋9R ¥744,300
  • 園田 ¥5,055
    13開催日・最高 園田2R ¥810,050

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